MENU

調べる

診療時間

診察日 月曜日~金曜日
受付時間 午前8時~午前11時
診療時間 午前9時~
休診日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

目的から探す

調べる

キーワードで検索

睡眠医療・呼吸管理センター

ご挨拶

近年、国民の睡眠に対する関心は高まり、メディアにおいても頻繁に取り上げられるようになりました。その一方で、睡眠に関する問題を抱えながら、適切な医療機関にたどり着けない患者さんが数多く存在することもまた、見過ごせない事実です。

このような社会的背景に対し、厚生労働省は2024年から始まる「健康日本21(第三次)」において、睡眠時間の確保および睡眠による休養感の改善を重点項目に掲げ、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を公表しました。また、国際的な疾病分類であるICD-11においても、睡眠関連疾患が独立した分類として扱われるなど、睡眠医療に対する社会的要請は非常に高まっています。

当院では、こうした時流と患者さんのニーズに応えるべく、20259月に「睡眠医療・呼吸管理センター」を開設しました。

睡眠時無呼吸症候群は、近年広く認知されるようになりましたが、その病態は極めて多様であり、標準的治療法であるCPAP療法のみでは、全ての患者さんの症状を改善することが困難な場合もあります。当センターでは、そのような患者さんのために、CPAP療法に加え、植込み型舌下神経電気刺激療法をはじめとする新しい治療法も保険診療のもとで提供しています。センター名に「呼吸管理」の呼称を加えたのは、夜間の呼吸を適切に管理することが、質の高い睡眠にとって非常に重要であると考えているからです。

当センターは、睡眠に関する問題に対し、専門的な知識と最新の医療をもって、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立案し、質の高い睡眠を取り戻すためのサポートを行います。

部門紹介

睡眠医療・呼吸管理センターでは、米国と日本の認定資格を持つ2名の専任睡眠検査技師を配置し、専門的な睡眠検査を実施しています。睡眠検査専用の個室を2部屋備え、検査中は技師が常時モニタリングを行う体制を整えています。外来診療では、日本睡眠学会総合専門医が呼吸器・アレルギー内科と共同で、質の高い診療を行っています。CPAP治療においては、患者さん一人ひとりに最適な機器を選択できるよう、多様な機種を揃えています。

また、CPAP療法が馴染まない患者さんには、耳鼻咽喉・頭頸部外科、麻酔科と連携し、植込み型舌下神経電気刺激療法を積極的に導入しています。当院は西日本で初めて同治療を行った施設であり、診療科横断的・多職種連携で実施するその質の高さから、数多くの医療関係者が見学に訪れています。

業務内容

当センターでは、2床の睡眠検査専用個室を利用し、睡眠検査技師が常駐して、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)、反復睡眠潜時検査(MSLT)、覚醒維持検査(MWT)を行っています。