ご挨拶
ペインセンターは専門的に痛みの治療を行う診療科です。腰下肢痛などの整形外科疾患,帯状疱疹の痛み,頭痛などさまざまな痛みの診療を行います.当科の特徴は神経ブロック治療です。レントゲン透視装置や超音波装置を駆使して施行し、痛みを緩和します。硬膜外腔癒着剥離術,脊髄刺激療法などの低侵襲手術も盛んに行っています。もちろん内服治療、漢方治療なども併用し行っています。
ブロック治療後には10分~1時間程度の安静時間を要します。安静ベッドは10床であるため、患者さんを診察できる数は限られています。このため当科では完全予約制です。初診の患者さんは必ずかかりつけ医から地域連携室で予約を取るようお願いします。
ブロック治療にはいくつかの準備が必要です。普段、服用されているお薬の情報を必ずお持ちください。またブロック治療は合併症の危険を伴うため、人手の少ない時間外には行いません。ご了承ください。
部門紹介
ペインセンターは病院時間外入口から入ってすぐ、ローソンのお隣にあります。
センター内には5診まである診察室と10台のベッドを有する処置室,専用のX線透視室があります。外来診察は月曜から金曜日で、ブロック治療は随時おこなっていますが,月曜の午後は手術室で低侵襲手術,木曜と金曜の午後はIVR室で入院が必要なブロック治療などを行っています。
入院は現在C棟5階に3床有しています。
また,リハビリテーションをメインとした集学的な痛み治療を週に一度,「慢性疼痛外来」で行っています.こちらは一日一人限定の完全予約制です.
どのような診療科でも良好な患者・医師関係は必要ですが、特にブロック治療という侵襲的な治療を行う際には重要となります。この観点から、当科では初診、診察、説明、処置(ブロック治療)、入院まで全て一人の医師が担当する主治医制をとり、患者さんからの信頼を得るよう努めています。
業務内容
適切な治療を行うためには診断が重要です。初診の患者さんには時間を取ってお話を伺い、神経学的所見を取ります。各種質問票、心理学的検査、レントゲン検査、MRI検査も随時行います。またブロック治療を行う際には、採血を行って全身状態の把握も行います。
ブロック治療:トリガーポイント注射、硬膜外ブロック、星状神経節ブロック,神経根ブロック、椎間関節ブロック、椎間板ブロック、交感神経節ブロック,三叉神経ブロック、各種関節ブロック、腹腔神経叢ブロックなど。
ラジオ波を用いた熱凝固による神経破壊,パルス高周波法
低侵襲手術:経皮的椎間板髄核摘出術、硬膜外腔癒着剥離術,脊髄刺激療法
麻薬を含めた内服治療、漢方治療
脳脊髄液漏出症に対する脊髄造影CT検査,硬膜外自家血パッチ術
慢性疼痛外来(医師,看護師,理学療法士,心理士による集学的治療)
なお,多汗症に対する胸腔鏡下交感神経節切除術は行っておりません.
完全予約制
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1診 |
渡邉 |
川口 | 渡邉 | ★篠原 | 渡邉 |
2診 |
木本(第1、3) ★藤原(第2、4、5) |
★藤原 |
★藤原(慢性疼痛外来) |
★藤原 | |
3診 | 山村 | 山村 | 山村 | ||
4診 | ★吉村 | ||||
5診 | ★西井 | ★西井 | ★西井 |
※★は女性医師です。