診療科紹介
奈良県立医科大学呼吸器外科では、様々な胸部疾患に対する外科治療を行っています。私たちの呼吸器外科チームが最も自負しているのは、チームの一人一人が一流施設(国立がん研究センター中央病院・京都大学・米国メイヨークリニック等)でトレーニングを十分に積んできた外科医であるということです。ロボット支援下手術、胸腔鏡下手術、開胸手術の全てのオプションに対応できるため、患者さん一人一人に最適の手術を提供できます。さらに、呼吸器内科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科等関連診療科との連携が強く、風通しの良い雰囲気の中で診療させていただいています。さらに奈良県立医科大学呼吸器外科の未来を見据え、診療に役立つ研究と次世代の育成を並行して行なっています。
診療内容
私たちは、歴史の長い奈良の地で、良好な長期成績に結びつくような外科治療を行うことを心掛けています。昨年より新しいメンバーが加わり、ロボット支援下手術指導医、胸腔鏡安全技術認定医、外科指導医が団結して、安全な手術を積み重ねております。奈良県立医科大学附属病院で呼吸器外科手術を受けていただくメリットとしては、充実した外科チームメンバー、多くの関連する診療科のサポート、新しい治療や管理の導入等があると考えております。奈良県内のみならず県外からも患者さんを受け入れております。
主な対象疾患
主な対象疾患は以下の通りです。呼吸器外科手術の対象疾患は、胸部疾患や呼吸器疾患の一部であり呼吸器内科と相談して適応を決定しています。対象疾患として最も多いのは、(原発性)肺癌であり、手術のみで根治が期待できる早期肺癌から、薬物治療や放射線治療等を組み合わせて根治を目指す進行肺癌があり、当院では関係各科と協力することで守備範囲が広くなっています。
1. 胸部悪性・良性腫瘍(原発性肺癌、転移性肺腫瘍、胸腺上皮性腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫等)
2. 胸膜疾患(自然気胸、続発性気胸、細菌性胸膜炎、膿胸等)
3. 肺感染症(非結核性抗酸菌症、肺真菌症等)
4. 気道ステント留置を要するような気道狭窄
5. その他
2024年4月から診療体制が新しくなります
当科では2024年4月より濱路政嗣が診療科長となり、新体制での診療が始まっています。「現在」行なっている診療を中心としながらも、「未来」のための教育や研究においても、発展を目指しています。
-
准教授
濱路 政嗣はまじ まさつぐ
専攻分野 - 呼吸器外科
所属学会 - 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器外科学会
- 米国胸部外科学会
- 日本肺癌学会
主な資格・認定 - 日本外科学会専門医・指導医
- 日本呼吸器外科学会
- 呼吸器外科専門医 手術支援ロボットダヴィンチ術者認定資格
- 日本呼吸器外科学会ロボット支援手術プロクター(手術指導医)
- ECFMG certification(米国医師免許)
- 日本臓器移植ネットワークメディカルコンサルタント
- 日本胸部外科学会 評議員
- 日本呼吸器外科学会 胸腔鏡安全技術認定医
- 日本呼吸器外科学会 評議員
-
講師
川口 剛史かわぐち たけし
専攻分野 - 呼吸器外科
所属学会 - 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器外科学会
- 日本肺癌学会
主な資格・認定 - 日本外科学会専門医・指導医
- 呼吸器外科専門医
- 日本呼吸器外科学会 胸腔鏡安全技術認定医
- 日本呼吸器外科学会 評議員
-
助教
宮田 亮みやた りょう
専攻分野 - 呼吸器外科
所属学会 - 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器外科学会
- 日本呼吸器学会
- 日本肺癌学会
- 日本気管支内視鏡学会
主な資格・認定 - 日本外科学会専門医
- 呼吸器外科専門医
- 日本呼吸器外科学会 評議員
- がん診療に携わる医療従事者等に対する研修会 修了
-
助教
山梨 恵次やまなし けいじ
専攻分野 - 呼吸器外科
所属学会 - 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器外科学会
- 日本肺癌学会
主な資格・認定 - 日本外科学会専門医
-
国内留学中
吉川 大貴よしかわ だいき
専攻分野 - 呼吸器外科
所属学会 - 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器外科学会
- 日本肺癌学会
- 日本気胸・嚢胞性肺疾患学会
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1診 | 午前 | ― | ― | 濱路 | ― | ― |
午後 | 濱路(13:00~) | |||||
2診 | 午前 | ― | ― | 宮田 | ― | ― |
午後 | ― | ― | 山梨 | 宮田(13:00~) | ||
3診 | ― | ― | 川口 | ― | ― |
※★は女性医師です。::