診療科の紹介
薬物によるがん治療である「化学療法」の分野は、従来からの抗がん剤に加え、がん細胞またはその関連物質を狙い撃ちする分子標的治療薬の登場により、治療成績は向上し、さらに治療継続の障害となっていた嘔吐や好中球減少などの重い副作用に対しても有効な支持療法が開発され、著しく進歩しています。
腫瘍センターは、附属病院中央部門として「外来化学療法室」を管理・運営し、必要に応じてがん患者さんの診察ができるよう、外来診察室を備えています。
医療スタッフは、がん薬物療法専門医・指導医を含む専従医師、がん化学療法看護認定看護師を含む専任看護師、がん薬物療法認定薬剤師を含む専任薬剤師で無菌調剤から薬剤の投与、有害事象の対応、患者ケアならびに指導を行っており、厚生労働省が定める、外来化学療法加算1の施設基準を満たしています。
診療内容
外来化学療法室で化学療法を受ける患者さんは年々増加し、延べ7,000件に達しようとしています。当センターでは、現在リクライニングチェア18、ベッド8、計26床の専用治療 病床に加え、独立した小児専用治療室を設置しています。
各病床に、はパーソナルTVモニターを備え、オーディオスピーカーからは耳に心地よいBGMを流しています。また、男女別および多目的トイレ、家族待機場所も確保するなどの
アメニティーに配慮したゆったりしたスペースとなっています。外来診療室には診察ブースのほか、落ち着いて患者さんとお話ができる面談室があります。
医療スタッフは、がん薬物療法専門医・指導医を含む専従医師、がん化学療法看護認定看護師を含む専任看護師、がん薬物療法認定薬剤師を含む専任薬剤師で無菌調剤から薬剤の投与、有害事象の対応、患者ケアならびに指導を行っており、厚生労働省が定める、外来化学療法加算1の施設基準を満たしています。
対象となる疾患・受診される方へ
外来通院で抗がん剤を点滴・注射投与されるすべての診療科の患者さん(一部自己免疫疾患の生物製剤も含まれます)が当センターでの治療対象となります。治療に際しては、まず予定される治療内容につき各診療科にて説明を受け、その内容に理解・同意していただくことが必要です。治療当日は各診療科での診察や血液検査などを経て、治療が可能と判断されましたら当センターにお越しいただきます。安全性を重視し、処方内容を十分確認したうえで薬剤師が無菌的に調剤し、治療薬投与中は専任の看護師がケアをさせていただき、また投与中の体調不良や副作用発生時には常駐する担当医が診察いたします。わたくしたちは、充実したアメニティー環境で、質の高い化学療法の提供を目標として、当センターが利用していただく患者さんにとって真の「癒しの空間」、となることを目指して日々努力してまいります。
医療機関の方へ
当センターでは通院での点滴・注射治療を有効かつ安全に行うべく、多職種でのチーム医療を提供しております。外来化学療法室での治療内容については、各(臓器別)診療科外来からのレジメンオーダーを受けて施行しております。従いまして、治療依頼でのご紹介につきましては、各診療科にご紹介いただきますようよろしくお願い致します。 化学療法外来への診察受診依頼に関しましては、その内容によりますので、まず当院地域連携室にご連絡いただき、ご相談の上ご予約いただければ幸いです。
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1診 | 担当医 | 担当医 | 担当医 | 担当医 | 担当医 |
※★は女性医師です。